先週から、風邪を引いていて、けっこうつらい。
風邪にかかると、健康の大切さが分かったりして、
いつもの自分を反省したりする。
今週の初めに、まさにタイムリーに、
「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」をドラマ化した話をテレビで放映していた。
32歳の若さでこの世を去った医師の話。
その話の最後のほうで、
「あたりまえ、人はみなそう言うけれど、
どうして気付かないんだろう。
健康であること、足が二本あって自由に歩けること、
おいしくごはんを食べられること、
それが幸せであることに、どうして気付かないんだろう。」
というような一節があり、
私の心の琴線に触れた。
本当にそうだ。
具合が悪くなると、
何も要らないから、とにかく健康になりたい、と切に願う。
あんなに切望するのに、元気でいられるようになると、
それがあたりまえになって、
感謝しないどころか、自分の身の回りについて、不平不満さえ感じたりする。
具合が悪かったことなんて、すっかり忘れてしまうのだ。
何不自由なく元気で暮らせる、
こんなに幸せな大前提さえ、忘れてしまうのだ。
あたりまえ、という日常に埋もれて。
このドラマを見てから、私の中で、幸せ観がちょっと変わった。
たぶん幸せは、ドカン!と大きなものではなくて、
日常の何気ない中に散らばっていて、
それを見つけるのがうまい人が、感じることができるものなんだな、と。
なので、今週は風邪でつらかったけど、
幸せな週だった。
みなさまも、小さな幸せを探してみてね。
そして、健康は大切に!